国際特許

国際特許 一般社団法人地震予兆研究センター 八木下重義が保有する国際特許は以下のとうりです。

参照:http://eprc-japan.top/service/patent

登録機関:World Intellectual Property Organization(国連世界知的所有権機関)

国際特許番号:WO/2015/025340

特許名称:地震発生予測情報提供システム、地震発生予測情報提供プログラム

国際特許申請日:2013年8月20日

国際特許公開日:2015年2月26日

所有者:一般社団法人地震予兆研究センター

発明者:八木下重義


【特許内容概略】

本発明は、電子基準点のそれぞれの直交座標X軸、Y軸、Z軸の地殻変動の所定期間の平均変動距離のデータベースを作成し、所定期間に新たに求めた平均変動距離が閾値を超えた場合に最新の所定回数の平均変動距離をデータベースに照会して、対象領域について地震発生予測情報を提供する方法、地震発生予測情報提供システム、地震発生予測情報提供プログラム及び地震発生予測情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体に関する。

【背景技術】

国土地理院は、日本全国各地に電子基準点(GPS電子基準点)を設置し、これら電子基準点を観測点として地殻変動を監視するGPS連続観測システム(GEONET:GPS Earth Observation Network System)を構築し、このGPS連続観測システムによる観測データなどを随時公開している。また、NASAは全世界の400地点以上に設置されたIGS(International GNSS Service)電子基準の地殻変動データを公開しており、例えば大陸プレート、海洋プレートの地殻変動の観測データを公開している。

地震発生のメカニズムの研究や地震発生の予測方法の研究は、広く大学や研究機関、企業等で行われ、地殻変動に着目して異常地殻変動の発生から地震を予測する方法も多数提案されている。例えば、特許文献1では、地球の重心を原点とする各観測点の3次元直交座標上の位置を観測し、各観測点の位置の座標の変動量を前記3次元直交座標の各成分毎に求め、前記変動量から求めた複数年分の時系列的な各観測点の各成分毎の変動データから、異常地殻変動が発生していない年の安定変動データを複数抽出し、該安定変動データから地殻の可逆変動/非可逆変動のノイズ成分を除去し、ノイズ成分を除去処理した複数の安定変動処理データに基づいて年変動歪周期の基準線を設定し、各観測点で3次元直交座標を観測して得た新たな変動データを前記基準線と対比し、前記基準線に対する前記新たな変動データの乖離の有無を確認し、該乖離が前記ノイズ成分以外の要因で確認された場合に異常地殻変動が発生すると判定している。

しかしながら、各観測点で3次元直交座標を観測して得た新たな変動データを前記基準線と対比し、前記基準線に対する前記新たな変動データの乖離の有無を確認し、該乖離が前記ノイズ成分以外の要因で確認された場合に異常地殻変動が発生すると判定することだけでは地震を正確に予測するには未だ不十分であると予測された。この方法では、X/Y/Z軸とも、安定トレンド域を外れた場合に異常な地殻変動としてアラームが出るが、各観測点の前回と今回の実際の変動距離も変動方向も求めておらず、また近接する地域のデータベースにおける過去の平均変動距離の履歴及び実際に起こった地震と比較するとの発想もない。

【発明が解決しようとする課題】

本発明者は、所定の区域ではプレートが関わる地殻構造は類似しているので、同区域において起きる地震は類似の地殻変動を経て同程度のマグニチュードの地震を生じるのではないかとの仮定にたって、鋭意研究した結果、本発明に至ったものである。

即ち、本発明では、電子基準点において最近生じた地殻変動の平均変動距離が所定の閾値以上を示した場合に、該電子基準の地殻変動の最近の数回の平均変動距離を過去のデータベースに照会し、所定期間に渡り過去に近似値範囲で該平均地殻変動と一致する電子基準点があれば、同電子基準点で生じた地震と同様な地震が平均変動距離が所定の閾値以上を示した電子基準点地域にも発生する可能性があるのではないかという予測の下、検証を通じて本願発明を完成させた。本発明は、上記事情に鑑み、解析精度、解析結果の信頼性を向上させつつ、地殻変動を監視して異常地殻変動が発生する前に異常を捉え、異常地殻変動発生地域を特定することを可能にする地震発生予測情報提供方法、地震発生予測情報提供システム、地震発生予測情報提供プログラム及び地震発生予測情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な媒体を提供することを目的とする。

また、地殻変動を表示した地図上の観測点において平均地殻変動量及び方向を矢印で表示し、地震情報もあわせて表示することにより、地殻変動を可視化し、地震判断情報をより理解・判断しやすい形で提供することを目的とする。